心配性の王様が、見晴らしのよい丘のてっぺんにお城を建てます。そのお城には、不思議なことが起こって…。
まず、お城の部屋の様子、外観、断面図などが精密に描かれていて、みているだけで楽しい気分になりました。
それから、絵探し。お城のいたるところにゴブリンがいて、一人残らず探すのは至難の業。ただ「いる」だけじゃなくて、いろいろいたずらをしているのも、面白いです。
そして、お話。なるほど〜、と気持ちよく読み終わりました。読み終わってから、タイトルページの絵に戻って「!」。「そうかぁ、こんな感じでお城の場所をきめちゃったのか」と納得しました。
絵探し好きの子ども達は、じっくり、ずーっと、読んでいます。