子供の読書感想文用に読みました。
フードロスの問題は昨今はよく知られていますね。いつも行くスーパーにも家庭で余っている食品の回収ボックスが設置されています。
この本では海外での取り組みが紹介されていますが、日本よりはるかに進んでいて感心しました。
人並みに豊かな生活を送っているわが子にネルソン達の貧困状態や、フードバンクの仕組みはどう映りどう響いたか。それは2年経った今もわかりませんが、こういった問題にぶち当たっていない人間(自分も含め)にとってはすぐに日々の生活にかき消されてしまい考え続けることが難しい問題であるため、定期的に、意識的に、本やニュースを通して考える機会を作る必要があると思います。その一つのきっかけとして、なかなか意義のある本ではあるなと思いました。
深刻な問題を扱ってはいますが、暗い重い本ではありません。ラストにはハッピーな出来事も。ただ、それで「よかったね」と終わってはいけないですね。