クマのプーさんのはじまりのお話です。
プーさんが、はちみつをとりに、風船に乗って行ったというのも、次の「あなにつまる」と同様、有名な場面ですね。
私はディズニー絵本で読んだ記憶があります。
子どもの時には、不思議に思わなかったのですが、今読むと風船にプーさんがぶらさがるのって、重すぎるような気がします。
私が気に入ったのは、このくだりです。
「ばっかなくまのやつ!」けれども、きみは、プーがだいすきなんだから、けっして口でそんなこといったりしないさ。
親しき仲にも礼儀あり。好きだから何も言わずに見守っているという箇所、プーさんにはたくさんあるような気がします。
善意の鈍感とでも言うのでしょうか。
読んでいて、優しさと温かさに包まれているような気がしました。