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狙われた国と地域(4) パレスチナ」 ヒラP21さんの声

狙われた国と地域(4) パレスチナ 著:稲葉 茂勝
監修:松竹 伸幸
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\3,520
発行日:2024年01月19日
ISBN:9784751531693
評価スコア 4
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みんなの声 総数 1
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  • パレスチナの今を考える

    2023年11月に始まった戦闘を理解するために、当初3巻予定だった「狙われた国と地域」シリーズに、急遽追加された1冊です。
    数多くの事件を背景に続いてきた、パレスチナとイスラエルの緊張関係ですが、その中で維持されてきた「平和」が、こんなに脆いものだったのかと衝撃を受けつつ手に取りました。

    それにしても、パレスチナのことに関して、あまりにも解っていないことを、本文の導入クイズで実感し、奥深い歴史が改めて響いて来ました。

    当初、ハマスとイスラエルの戦闘のはずだった戦いが、瞬時にして全土攻撃に変わってしまった背景に、踏みそうで踏みとどまっていた地雷を思い切り踏んでしまった発端があったことは、容易に理解できます。

    理解できても、殺戮は殺戮です。
    多くの子ども、一般の人の命が失われていくことを容認できるはずがありません。
    決して対岸の火事と決め込んではいけません。
    ロシアのウクライナ侵攻からの連鎖という、見方もできると言います。
    この先収拾のつかない世界混乱にならないことを祈りつつ、大人も子どもも正しい認識と、冷静に考えていくために、貴重な1冊であることは間違いありません。

    投稿日:2024/02/21

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