森の中で拾った車のおもちゃ。
誰のかな?
ちょっとだけ、借りちゃおう。
森へ遊びに行くと、トービーがうろうろしていました。
「赤い車知らない?」
「知らない!」
思わずついてしまった嘘。
ともだちに会うたびに、本当のことが言えないでいると、
胸がちくちくと痛い・・・嘘ってとげなんだ。
ウソをついた時のつらさ。
本当の事を言ったら、嫌われちゃうかも。
誰もが経験する心の痛み。
どうやったら、この痛みを直すことが出来るのだろう・・・。
早く謝ってしまえばいいのに、
それがなかなかできずにいる心の葛藤が痛いほど伝わってきました。
「とげがささったみたい。」という言葉に心配するともだち。
優しいともだちがいて、良かったね。
勇気が持ててよかったね。
かさいまりさんの作品は、
子どもの気持ちに寄り添って、
背中をそっと押してくれるお話が多い。
私は、そんなかさいまりさんのお話が大好きです。
集団生活をしている幼稚園や保育園のお子さんに。