小学1年生のクラスでの読み聞かせの本を探していたところ、こちらのサイトにてレビューを拝読し、早速図書館で借りて読んでみました。
一読して、涙がじわり…。皆様の熱いレビューの理由がわかりました。子供だけでなく、大人の胸にもじんと訴えかけるようなやさしいお話。その場で読み聞かせに採用決定!です。
物語の起承転結がはっきりしていて話に入りやすく、また、お話もさることながら絵が非常にすばらしいです。まいごになったケーキを探しきれずに泣きながら夕日の中を歩くコウくんの場面、そしてラスト、成長したケーキがコウくんとともに「笑う」絵がほんとうにすてきです。あらためて、絵本は”絵”本なのだなあとしみじみ感じました。
その後、教室で読んでみましたが、子供たちにも好評で、担任の先生も「すてきな本ですね」ととても気に入ってくださったようでした。
対象は年長〜小学校低学年くらいでしょうか。読み聞かせに使うならば夏から秋くらいがベストかもしれません。(主役がどんぐりなので…)是非一度読んでみてください。きっと読み手の心に何かが残ると思います。