算数・科学が大好きな息子。
数字が出てくる絵本には目がなく、この本にも飛びつきました。
少年と飼い犬が、ふとしたきっかけでミクロの世界へ(この本ではそれが《ナノ》とあらわされていますが)飛び込んでいきます。
人間が10分の1ずつ小さくなっていったときには、何が見えてくるのか。
主人公達は、5角形を見つけるたびにカラダが縮んでいきます。
そして、人間の体内の細胞のなかに入り込んでいきます。
5角形って、不思議ですね。
小さくなってもなっても、新たな5角形が出てくるのですもの。
一番最後に登場するナノレベルのボール型の物体。
これは、5角形と6角形で出来ている、つまり現実のサッカーボールととても似た形であること。
とてもビックリしました。
つい最近、息子もサッカーボールが5角形と6角形で出来ているということに気づいたばかりでしたから。
ナノの世界の不思議にすっかり魅了されました。
内容的にはかなり難しいです。
細胞の仕組みやDNAといった内容も登場していますので、小学校高学年〜向きでしょうか。
もう少し小さなお子さんであれば、一緒に読んであげて、小さな小さな世界に思いを馳せるのもいいかもしれませんね。