もっと表紙の写真をしっかり見ればよかった。
写真本ということで、気軽に開いてびっくり!
改めて、作品にごめんなさいをして読み直しました。
広島平和記念資料館が所蔵(2万1千点)する、原爆投下後に収集された時計・軍手・中身が炭化した弁当箱・義歯等14点の声なきものたちが、当時の語り部となり、私たちに伝えてくれます。
どのページも胸の詰まるおもいで読みました。
巻末の“この本のカタリベたちのプロフィール”を読み、原爆投下の直前まで戦時中の苦しい中を必死に生きていた生活者の事を忘れてはならない、二度とこのようなことがあってはならないと思いました。
中学生の息子も、熟読し原爆の威力のおそろしさに声を失っていました。
小学校の高学年に「戦争」をテーマとして、お話会をする時に必ず読みたいと思います。
アーサー・ビナードさん、すばらしい作品をありがとうございます。