ニューヨークタイムズ2011年絵本ベスト10選出作品。
それを、あの長谷川義史さんが邦訳したもので、何と言っても大阪弁の邦訳が注目です。
物語は、くまが、無くした帽子を捜しに行くシーンで始まります。
道すがら、いろんな動物と出会うのですが、「おおきに」「きにせんとって」「もう ええわ」等等、特徴的な言い回しが目白押し。
そして、犯人がうさぎと分かり、帽子は取り戻すのですが、果たしてそれだけで済んだのかどうか?
やはり、くまはくまだったのねと思わされるブラックジョークとも言うべき結末を、子供どう受け入れるのか、見ものと言える作品かと思います。
イラスト的に、お洒落な点も見逃せません。