前作で、リリアーネの秘密をみんなに公開した母親。今回はパパラッチに囲まれたり、能力を利用してもうけようとする犯罪者に誘拐されたり、、、大事件が続きます。
誘拐から脱出するときに世話になった狼のアスカンは、一匹だけ残されたように生きていて仲間を探しています。ドイツのどこかに、他に狼の群れがいたら仲間になれるようリリが紹介する、、、その試みがうまくいきます。
特別な能力を持つのはすばらしいことですが、利用しようと近づく人、道具として使おうとして人権など全く考えない犯罪者、いろんなリスクがあるんだなあと子供にも分かるので、危機感を少しは持ってもらうのに良い本なのではないかと思います。