“レイコも学校にいって、かしこくなりたいよー”
小学校に通うことになった、元気いっぱいな赤さび色のこねこのレイコ。
わんぱくな黒ねこのパコ・しっかりもののミュウ・あまえんぼうのぶちねこリク・たれ目のしまねこヨーイチ……ゆかいな友だちや、トラキチ先生にかこまれて、にぎやかな毎日がはじまります。
レイコの名前の由来に少しびっくりしました。知りたがり屋で元気いっぱいの子猫レイコと電気屋さんのおとうさん、子猫の小学校である、茶畑小学校の仲間や先生達、町の人達が繰り広げる半年の日々。
にしかわおさむさんの絵も楽しくて、ワクワクします。校歌のメロディーは「むすんでひらいて」によく似ています。歌い方もそれぞれの子猫の性格が出ていて、微笑ましいです。
あまえんぼで怖がりのリクですが、要所要所で活躍します。
レイコは時々、騒動を起こしますが、周りの人(動物)に助けられて、成長していきます。迷子になったレイコを助けた黒い犬はレイコに聞きます。「まいごのかわいいこねこちゃん、あなたのおうちはどこですか」何だか楽しくなってきます。
卒業式当日にも騒動を起こすレイコ。でも周りの人(動物)は温かく見守っていて、私も心が温かくなりました。 (わさんぼんさん 60代・その他の方 )
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