くまさんホームラン！

草野球のお話です。 くまさんのバッティングに、誰も期待していないし、本人もこんなもんだとあまりやる気もなさそうです。 ところがとんでもないまぐれ当りで、信じられない大アーチになってしまいました。 いちばんビックリするのは打たれたボールでしょうか。 何だが思わぬ大ヒットの絵本でした。...続きを読む

なには ともあれ がんばる なかま

何かと日ごろお疲れの大人たちが、ちょっと脱力できる絵本かもしれません。 自分だけが大変なんだと打ちひしがれるよりも、身の回りにこんなに頑張っている仲間がいるんだと感じられたら、気も落ち着いてこようというものです。 それにしても、色んなものを擬人化表現してしまう五味太郎さんの眼力はすごいと思います。 心にゆとりがなければ、こんな発想も...続きを読む

みんなそれぞれきのいいなかま

タイトルと中の絵との不思議な距離感に、疑問符が溢れてきました。 どことなく退屈している時に、色んなモノに表情が見えてくるのでしょうか。 気持ちが充実している時には、きっと別の表情を見せるのでしょうね。 それともこんな空想などしないのかもしれません。 表情のないモノたちに表情を見出すのは、人間の心理です。 この本を楽しむ大人たちこ...続きを読む

かげ

影がどうしてできるかは知っていても、影と戯れていると不思議な気持ちになったりすることがあります。 影は単純なのに、影となるものは、なんといろいろで、複雑なのでしょう。 シンプルな絵本なのに、ボールの影が飛んで行ってしまって、そこまで一緒について行った自分も放り出された気になりました。 不思議な読後感です。...続きを読む

こしたんたん

ぱっと目をひく色鮮やかなトラの顔にひかれて読んでみました。表情ゆたかで、動きもおもしろいトラ。全く怖くなくて、いいなあ（笑）　おもしろいトラに、読みながら、思わず、笑ってしまいました。リズミカルな短い文も、ユーモアがきいています。とても楽しい絵本でした。　...続きを読む