アメリカで、はじめてバレエのぶたいでおどったとき、がんばったごほうびに、おかあさんがこのほんをプレゼントしてくれました。
このほんは、バレエがなかなかじょうずにならないおんなのこのおはなしです。
あるひ、いっそくのバレエシューズがとどきました。そのバレエシューズをはくと、おんなのこは、かぜやちょうやさくらのはなびらみたいに、かろやかにおどれました。
わたしは、まだバレエシューズをはいて、つまさきだちでおどれないので、おんなのこは、バレエだんのうさぎたちとつまさきだちでおどれて、すごいなと、おもいました。
わたしも、1どだけでいいから、おんなのことおなじさくらいろのバレエシューズをはいて、うさぎたちといっしょにおどってみたいな。
おんなのこみたいに、かぜになって、ちょうになって、さくらのはなびらになって、たかくとびあがりたいな。
わたしは、さくらのはなびらがちっているはらっぱで、うさぎたちとおんなのこがおどっているえが、1ばんすきです。
とてもたのしそうで、きれいなえだからです。
にほんにきてからは、バレエははじめてないけれど、またバレエきょうしつにかよって、いつかぶたいでおどってみたいです。うさぎがくれたさらくいろのバレエシューズがなくても、ちょうみたいにおどれるようなきもちになりました。