産休先生として赴任された木村先生。
悩みを抱える子に寄り添い、少しずつ心を解きほぐしていきます。
クラスのみんなにも、時に優しく、時に厳しく接していますが、みんな先生のことが大好きなのだというのが、端々から感じられました。
それならこれまでの先生はみんなに好かれる先生ではなかったのか・・・というと決してそうではなかったと思います。
けれど、男の子達の様子から、「いたずらっ子には厳しい」「叱ることの多い」先生だったということがうかがえます。
だからこそ、茶目っ気があり、その子の個性をそのままほめてくれる木村先生のことを男女を問わず、みんな好きになったのだろうなと感じられました。
子供をまるごと受け止める姿勢というのは、先生だけでなく親にも必要なことだなというのを改めて考えさせられるお話でもあったなと思います。