梅雨時期になると、必ず読みたくなる絵本です。やさしく、しっとりとしていて、読みながら気持ちも穏やかになっていきます。
「あめ、あめ、あめ、あめ。あめがふるとき、ちょうちょうは、どこにいくのかしら。」と繰り返されながら、雨の日の動物や虫たちの様子が描かれます。
最後まで答えは語られないのですが、余韻にひたりながら本を閉じると、なぜか満たされた気分になります。
子供たちと読む時は、子供たち同士でお互いに、「葉っぱに隠れるんだよ」とか「お部屋に入る」とか、あれこれ話しながら読んでいます。聞きながら、話しながら、どんどんと想像がふくらんでいくようです。