8歳の息子と読みました。
読み聞かせには長かったのですが、
点字をこの世に生み出したルイ・ブライユについて二人で学びたく、
2週間ほどかけて、毎日少しずつ読みました。
不幸にして幼くして失明したルイが、
両親の決心でパリの王立盲学校へ入学し、
点字を考え出すまで、
そして点字が世に認められるまでの道が、描かれています。
ルイとルイの家族にとって、
失明したことは本当に不幸な出来事ではありましたが、
もしルイがいなければ、
もしかしたら点字はまだ世の中にないかもしれません。
そう思うと、まさにルイの生は、
この世に点字を生み出すために遣わされたものであるような気がしました。
ヘレン・ケラーは日本でもとっても有名なのに、
点字を作ったルイ・ブライユの話は、あまり知られていません。
もっと多くの人に、読んでほしい一冊です。