『THE NOISY PAINT BOX』が原題。
カンディンスキーのうたう色たち、と副題にあります。
美術史で、抽象画の祖として知っていたカンディンスキー。
何だか軽快なリズムのような作品が気に入っていたのですが、
色の音という共感覚をもっていたようですね。
裕福な家の育ちという事で、いろいろな教育を施された中での気付き。
絵具箱からいろいろな音が聞こえる。
オペラ(ローエングリン)を聞いて、頭の中で色が踊り出す。
もちろん、最初は受け入れられない絵でしたが、
だからこそ、全く新しい絵となったのですね。
絵から聞こえる音を鑑賞する。
この視点、素敵です。