思わせぶりなラストシーンにゾワッとしてしまいました。
ねこの幸せってどう考えたら良いのでしょう。
家ねこのシェリーと、名前のないのらねこの物語です。
ロマンチックなようであり、美化されすぎているようであり、自由奔放に生きるのらねこの美学を感じました。
シェリーはのらねこになって、出会ったねこと共に生きていく道を選んだようです。
自然界の厳しさが気にかかりました。
でも、このお話はペットの話ではなくて、人間社会の模写かも知れません。
繊細でおぼろげな絵に、気持ちが膨らみます。
素敵な人に出会った若者には、媚薬かも知れません。