『LOVING HANDS』が原題。
落合恵子さんらしい素敵な意訳です。
献辞から察するに、作者の妻と息子の姿でしょうか。
母子の絆について描かれていますが、母子以外の視点から淡々と語られ、
それだけに純粋な愛の形が浮かび上がってくるような気がします。
息子が生まれ、成長の過程で、手を通して伝わってくる絆の姿。
私自身、幼子と手をつないでいた時、きっとこれは大切な思い出となるので、
しっかりこの感覚を心に刻んでおこう、と思った記憶があります。
だからとても共感してしまいました。
ある意味、ママへのエールでしょうか。
大人向けの作品だと思います。