ジョーン・ビーチャム・プロクターは、爬虫両生類学者であり、ロンドン動物園で初の女性爬虫類学芸員。
子どものころからトカゲやヘビが大好きな彼女の一生が、親しみやすい文章とやわらかく美しいイラストで描かれています。ジョーン・プロクターの伝記といってもいいと思います。
解説によれば、ジョーンは子どもの頃から重い疾患を抱えていて、大学進学をあきらめています。物語からは、病気と闘いながらも好きなことを大切にし、まっすぐに取り組んだジョーンが浮かび上がります。
特にコモドドラゴンとの関わりには胸を打たれました。
巻末には、ジョーン直筆のカエルのイラストがあります。
男女問わず、これから未来に進んでいく子ども達に贈りたい、一冊です。