小さな小皿、豆皿が主人公です。
なるほど、器に焦点を当てているとは驚きです。
かわいいまめざらちゃんも素敵ですが、仲間の器たちも個性的で愉快です。
前半語られる、器たちの役立ちぶりが誇らしげです。
対照的に、まめざらちゃんは、調味料入れとさんざんですが、
それだけに後半の転身がキュートです。
味見皿。
おお、なんと素敵な役割でしょう。
お料理のグレードも一気に上昇です。
料理男子のダダさんだからこそ、
お似合いの奥さんピピさんを呼び寄せたのかもしれませんね。
もちろん、巻末にはそっと、まめざらちゃんのキュートで新たな役割も。
幼稚園児くらいから、この世界観、味わってほしいです。