こぶたくんちの家族は、お父さんとお母さん、そしてこぶた君と妹のアマンダの4人家族。
これは、そんな日常生活の様子が、いくつかの短編になっている絵本です。
子供はどこも一緒だと思うけれど、散らかすし、言うこと聞かないし、兄弟げんかするし...
でも、そんなこぶた君とアマンダに対して、お父さん、お母さんは、
「いいかげんにしなさい!」
なんていう怒り方はしないのです。
ちゃんと話を聞いてあげて、子供の意見をまず聞き、「そうだね。」と。そして、「でも、こういうふうにしたらどうだろう?」っていうふうに対応します。
なかなか、こういうふうには接してあげられないですよね。感心です。
そして、子供たちは、お母さんとクッキーを焼くことを楽しみ、雪遊びをし、おばあちゃんを迎える準備をし、お父さんに絵本を読んでもらう。
ゆったりと流れる時間を感じるお話ばかり。短編になっているので、
「1つずつ読もうか。」
と言って、読んで聞かせるのだけれど、
「もう1つだけ読んで。」
と3つ、4つせがまれます。寝る前の静かな時間にとても最適な絵本だと思います。