障がい者の福祉施設に働いているから、このような絵本はとても気になります。
こだわり行為、自害行為、独特な発語等々、健常者の目には不思議な人たちかも知れません。
おまけに知的障害を持っていると、見た目より知識や表現に不得手なものを多く抱えていたりします。
複雑に絡んでいるので、この絵本は自閉症の由来は言えているけれど、彼らの行動特性はもっと個性的で、当てはまらないこともあります。
でも、理解されることの大切さを、この絵本は語っています。
一見自閉症の人が描いたように見えるのは、宮本忠夫さんの思いでしょうか。
障がい者教育に関わっている佐藤敏尚さんの願いが、シンプルに凝縮されています。