ともだちが欲しくて、小さなものが大きなものへご挨拶。
でも、大きなものは機嫌が悪くて、痛い目に合わせるぞ!
なんて言う。。さもなくば家来になれ!。。と。
小さいものは助けてくれるのなら、と家来になるのですが
それは次々と繋がっていき、家来の家来は、みな家来状態!!
えっ!?これはいじめの連鎖のお話なのかな!?
リズミカルな文章と色彩豊かな絵が、とても楽しい絵本ですが
私は少し深読みし過ぎてしまったかな。。^^;
出てくるのはコオロギにヒヨコに猫に犬、そして、たろう。
最後にみんなと出会ったたろうのセリフにホッとしました。
ともだちってなんだろう?
なかよしってどういうことだろう?
黙って言うことを聞くのが、ともだちじゃないよね!?
ましてや、人を家来になんかにしちゃいけない!!
イヤなときはイヤって言っていいんだよ。。
そんなことを考えるきっかけになる絵本でした。
これは小さい子の絵本かと思っていたけど、友人関係が
少しずつ複雑になり始める幼稚園から小学校くらいに
読むと、ちょうど良い絵本かなって思います。
長男はとても複雑そうな顔をして聞いていましたが、
最後にはニコニコしていました(笑)