ベノはアフリカの大草原に住む子ゾウ。
大親友フレディが引っ越してしまい、寂しくて何も手のつかないベノは寂しさのしまい方を、物知りふくろうのホレイカに相談します。
ホレイカは「おまえにはできることがみっつある」と
その方法を授けてくれました。
「がまんせずになく」
「かなしいきもちを だれかに はなす」
「こころのなかに ともだちのへやを つくる」
ベノは思いっきり泣いて、おかあさんにだきしめてもらい、
心の中にはフレディだけでなくたくさんの友だちの部屋を作りました。
読み終わって、心がふわぁと暖かくなる感じでした。
ホレイカの助言は当たり前のようなことなのに、こんな風に助言してくれる人に巡り合うのは難しい。
何となく軋んで見える現代の子供たちの心。
今、寂しい思いをしていなくても、この本を読んで、立ち止まり考えてほしい。友だちのこと。