「これ、保育園で読んでもらったー」と言って、娘が選んできました。すてきな話でした! 最後の「うれしいことです」を読んだあとに広がる、何とも言えない余韻。横で聞いていた夫も「いい話だなあ、オレ、そういうの好きだなあ…」と一言。
自分を見ていてくれる存在があるということは、何てすてきなことでしょう。そしてそれに気づくことができる感性をもったコウくん。
もしかしたら一本、一本の木って、誰かをこうやって見守っているのかもしれないですね。空間の移動が激しい現代で、ゆったりとした時間を生きる木たち。自分の子をこうやって見つめてくれる存在があったらいいなあ…と思いました。
ケーキとコウくんの思いがつながって、ケーキがわらう場面、一面に描かれたどんぐりの木が、本当にうれしそうです。