児童書というには、とても高度な図書館史の本です。
しかし、思わず自分の小学校時代を思い出しました。
図書委員として何故かのめりこんでしまった自分は確かに、図書館の歴史の書いてある本や、本の分類法を勉強して妙に満足していたものです。
そんな子どものなれの果ては図書館司書…。
図書館学を学ぶ学生にもお薦めしたいような充実した内容です。
と、見直してみたら著者がそれなりの方だったので納得。
それにしても、子ども向けに編集するのって学生向けにまとめるよりも大変な作業ですよね。
この本は、図書館の過去から未来への橋渡しができていると思います。
この本に興味をもった子どもは多分、図書館の使い方、図書館の役割、いろんな本も読んでますよね。
図書館好きが育ってくれることを期待してお薦めします。