学校でテストで100点とったらもらえる星のシール。
みんなシールがほしくてがんばります。
同じグループで0点の子がいたら、
100点とってもシールはもらえません。
最初はいいことのはずだったシール。
でも、だんだんシールをめぐっていろんな葛藤が生まれます。
いつもどおりがんばって100点をとったのに、
しんちゃんのせいでシールをもらえなかった美子ちゃんの気持ち。
そんな美子ちゃんに怒りながら、しんちゃんをかばう一平君。
でも、ふとしたことで先生の引き出しで見つけたシールを取ってしまう一平くんの気持ち。
シールがほしくてがんばってるマアコ。
もらったシールを帽子にはるのが楽しいマアコの気持ち。
でも、一平君に「得意になってる」って言われて・・・
みんなの気持ちは、どれも子供ならきっとある感情です。
いつの間にか、がんばることよりも、
シールをもらうことが目的になっちゃったんだよね。
しんちゃんはいつも0点で、
シールはもちろん0枚。
でもそんなしんちゃんの笑顔と純粋な気持ちは100点満点なんです。
シールよりも、一緒に笑って、一緒にがんばって、お互いに認め合う。
そんなことが何よりも大事なんだって、シールが0枚のしんちゃんが教えてくれました。
親である私にとっては少々胸の痛いお話です。
ついつい子供のやる気を出すために、
物で釣ったり、表面だけを評価したり、
誰かと比べたり・・・してるかも・・・。
その子にとっての100点があったら、
それをめいいっぱいほめてみよう。
「えらい!よくやった!」
きっとみんなひとりひとり違う星を持っているよね。