てのひらにおさまる小さな小さな冬の物語。 ミニサイズの素敵なしかけ絵本です。
クリスマスイブの夕方、降りしきる雪が美しい白の世界。 プレゼントを大切そうに抱えた若い夫婦が家路を急ぎます。一向にやまない雪。森を通り抜け、月明かりの下、かじかむ手足をさすりながらも、明朝の子ども達の笑顔を想像すれば、夫婦の足取りも軽やかになります。
ページを開けば、精巧なつくりの銀色に輝く美しい雪の結晶やクリスマスカラーのマフラーをした愉快な雪だるまが立体的に飛び出します。白い雪をこんもりとかぶった森の木々が覆いかぶさるようにしてできた奥行きのあるトンネルには入り口にギザギザとしたつららのカーテンが現れます。夫婦が歩く道すがらの雪景色が次々と美しいしかけとなり、手のひらの中で物語を繰り広げる様子は、目の前の情景をよりドラマチックに演出してくれます。
ちょっと気の利いた大人のクリスマスギフトにいかがでしょうか。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
つめたいゆきがふる しろい けしきのなか、 おおきな つららが さがる もりのなか、 そらに ほしが またたくころ、 わかいふうふが はこをかかえ いそいでいるのはなぜ? 美しいホワイトクリスマスの世界が、一冊のしかけえほんになりました。
手のひらサイズの仕掛け絵本です!実際に雪が降ると困るけれど、絵本の世界の銀世界は、とても綺麗でいつまでも雪景色を眺めていられて自分一人の世界に入り込めます(笑)日常から開放されて癒されました!自分用のクリスマスプレゼントにしたいと思いました。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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