9歳の息子と読みました。
なんでもかんでもあべこべのさかさ。
こんな奇妙キテレツな町で一泊することになってしまった
兄妹のお話です。
子供が働いたり、
野球のルールが全く反対だったり、
忘れる授業があったりと、
なんでもかんでもさかさの町。
最初はびっくり、読んでいくうちに登場人物の兄妹と共に
どんどんさかさ町に慣れていく私たち親子でしたが、
なんだか最後はちょっと考えさせられました。
さかさ町でのお買い物は、モノを買った人が、
お金ももらえるのです。
モノを作る人がお金を払い、モノを買う人がお金をもらい、
何もモノを作らず社会に貢献してない人は警察につかまる。
なんだか逆転の発想。
でも、もし本当に世の中がこうだったら・・・
なぁんて一生懸命考えてしまいました。
もしかしたら、今の世の中よりもそっちの方が悪いなんて、
言い切れない気もしてきます。
そう考えると、「モノを買う=お金を払う」だけではなくて、、
何事も既成観念にとらわれず、
逆転の発想で考えてみるのもアリなんじゃないか、と
オトナの固い頭ながらも考えてしまいました。
息子はただゲラゲラ笑っているだけでしたが、
私にはマジメに問いかけられているような感じがした一冊でした。