新刊
ねえ、おぼえてる?

ねえ、おぼえてる?(偕成社)

国際アンデルセン賞画家賞受賞作家最新刊

  • 泣ける
  • ためしよみ

子どもたちの遺言」 みんなの声

子どもたちの遺言 写真:田淵 章三
詩:谷川 俊太郎
出版社:佼成出版社 佼成出版社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2009年01月
ISBN:9784333023622
評価スコア 4.88
評価ランキング 26
みんなの声 総数 23
  • この絵本のレビューを書く

並び替え

23件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 2 3 次の10件 最後のページ
  • 現在・過去・未来

    0歳から20歳までの年代ごとの子どもたちの写真と、その断片ごとの詩。
    谷川俊太郎の詩とわかっていても、子どもたちの作品集と間違えてしまうほど、詩は子供たちの心からあふれだしてくる言葉のように思える。
    谷川俊太郎は、生まれたての赤ん坊から、成人式を迎えた女性まで、年齢、性別を超え、子どもたちになり切ってしまうところからしまうところからこの写真に詩を加えている。
    すごいと思う。
    写真も、見事に子どもたちのあるがままを、とても至近距離からとらえている。
    写真が生き生きしているから、詩も生き生きしているのかもしれない。

    この絵本(?)は、自分にとってはすべて過去形であるが、わが子の通過した年月と、これからたどる道程を感じさせてくれる。
    詩の内容が前向きで、自己肯定だからほっとできる。

    この本を子どもたちが見たらどうだろう。自我が育ち、自分を確立し始めた子どもたちにとって、この本は自分の過去の確認とともに将来を展望させてくれるのではないか。
    しかも、とても自然に。

    その意味で、この本はやはり読み聞かせのできる絵本である。
    高学年以上の子どもたちにとっての現在・過去・未来。
    彼らもまた人生の途上である。

    投稿日:2009/09/30

    参考になりました
    感謝
    7
  • 自分自身への遺言

    • くるしまたろうさん
    • 30代
    • せんせい
    • 千葉県
    • 男の子8歳、男の子6歳、男の子4歳、男の子2歳

    自分を見つめて

    家族を見つめて

    夜中に一人で読みました。

    自分の幸せで満足しますかと問いかけられて

    今自分が何のために生きているのかを見つめることができました。

    谷川俊太郎さんの詩と田淵章三さんの写真が目に飛び込んできたとき。
    これがお前への遺言だと,自分が自分へ突きつける。

    大人のための詩だと思いました。

    投稿日:2009/02/28

    参考になりました
    感謝
    5
  • 声にならないおもい

    命をかけて産んだわが子に、
    確かに幸せを約束したはずなのに、
    私はそのことをしばしば忘れてしまいます。

    違っていて、それで良いのだということも忘れてしまいます。
    美しく、尊いものを見る目もよく閉じてしまいます。

    声になる前の声に耳を傾ける人間でありたいと思いました。
    あなたの幸せはお母さんの幸せ。
    改めて思い出させてくれました。

    投稿日:2009/02/10

    参考になりました
    感謝
    5
  • 子どもたちの存在

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子16歳、男の子14歳

    中学校の読み聞かせで知人が読んだ作品。
    中学生たちも聞き入っていたようでした。
    生まれたばかりから、成人式までの、子どもたちの写真に、
    谷川俊太郎さんが詩を添えます。
    題名がかなり衝撃的ですが、たくさんの無邪気な表情を見ていると、
    子どもたちの存在そのものが、たくさんの示唆を与えてくれるように感じます。
    笑い、泣き、誰かを好きになり、幸せになる権利を感じました。
    子育てって、与えることではなく、たくさんのエネルギーをもらうことなのかもしれない、
    と思いました。

    投稿日:2010/03/24

    参考になりました
    感謝
    3
  • 娘の人生に寄り添って

     友人が日本に里帰りする前に、オススメの絵本を聞かれ、その中に1冊、「まだ私も読んでないんだけど、Wish listの中で、今1番買いたいと思ってる本があるの」と言って、紹介したのが、「子どもたちの遺言」でした。それを、友人が、日本からのおみやげにと、プレゼントしてくれたんです! 本当にうれしかったぁ!こんなに早く願いが叶って。 友人に感謝です!
     
     生まれたばかりの真っ赤な赤ちゃん。まだへその緒もついています。髪の毛はぬれていて、足の裏はカサカサ・・・娘も、こんなだったなあ。生まれてすぐに、自分のおなかの上に置いてもらった時の感動が蘇ってきました。
     そうして、あっというまにお座りができるようになって、歩けるようになって、言葉を話せるようになって・・・。娘は今、「もう まだ?」の詩の中の女の子が「ねえ かくれんぼしようよ!」と、無邪気に笑いかけている顔と、「幸せ」の詩の女の子が、真剣なまなざしで本を読んでいる横顔と、その両方の間を1日のうちに何度も何度も行ったり来たりしながら、少しずつ「おねえさん」の顔へと近づいていっているような気がします。

     その次に来るのは、思春期を迎える子どもたち・・・そこからは、娘の顔でなく、急に過去にさかのぼって、自分自身のその時々の思いが、心の奥深くからどっとあふれ出してくるような不思議な感覚にとらわれます。 
     痛々しいほど、ひたむきに、真剣に、一瞬一瞬を生きている若者たち。反抗期真っ只中でも、にきび面でも、汗臭くても、なんだかすべてが愛しい。

     成人式の振袖姿でこの本は終わっているけれど、その先には、きっとウエディングドレス姿、そして、また1番最初のページに戻って、いつかあなたもお母さんになる日が来るのでしょうね。あなたの人生に寄り添えて、本当にしあわせです。ありがとう。

    投稿日:2009/08/05

    参考になりました
    感謝
    3
  • 読み聞かせに使わせていただきました

    • ひでぼのさん
    • 40代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子12歳、女の子10歳

    小学6年生のクラスの読み聞かせで
    読んでみました。

    赤ちゃんから成人するまでの子供たちからの
    視点でつづられた言葉の数々に
    過去を振り返ってみたり、未来を想像してみたり
    してほしいと思って読んでみました。

    みな、しんと聞き入ってくれたので
    つたない朗読でも伝わったかな〜と

    写真もとてもいきいきと時に繊細で
    時に力強い子供たちを映し出していて
    とても、インパクトがありました。

    普段は普通の絵本ですが、
    詩と写真で構成されたこの本は
    またいつもと違う趣で、子供たちにも
    先生も興味を持っていただきました。

    投稿日:2009/02/24

    参考になりました
    感謝
    3
  • いろんなことを考えさせられる本

    自分の娘よりも小さい子の詩は、まるで自分の娘が話しているかのようで 涙が出てしまいました。
    でも自分の娘よりも大きい子の詩を読むと、いつの間にか忘れていた
    子ども時代の自分自身を思い出します。
    親の気持ちと子どもの頃の気持ち、両方を感じられる不思議な本です。

    詩とともにページを飾る写真もインパクト大で、
    日常を切り取ったような自然な写真が素晴らしいです。
    作者・写真家ともに充分「大人」なのに、子どもの目線と感性で、その年の頃を思い出させる仕上がりは、2人の力量を感じさせる素晴らしい1冊です。

    投稿日:2010/01/27

    参考になりました
    感謝
    2
  • 考えさせられます

    • うーずさん
    • 30代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子7歳、女の子4歳

    小1の娘に「こどもたちの、なんて読むの?」とタイトルをたずねられ、思わず返答に詰まりました。遺言という意味は即答できますが、子供たちの遺言となると・・・なんて説明していいのか。

    題名は漢字まじりですが、詩にはふりがなが書いてあるので、字が読める子なら読めます。ただ、内容を理解できるようになるには、少し大きくなってからではないと無理かと思います。

    レビューで小6の読み聞かせに使用したという方がいらっしゃいましたが、卒業前の6年生に読んでみたいと思いました。高校生、社会人など読む時期によって感じ方も違いそうですね。

    投稿日:2009/12/19

    参考になりました
    感謝
    2
  • 泣いちゃった

    まずは、表紙の赤ちゃんと目が合って……。
    赤ちゃん育てている母としては、あんな
    大きな目で見つめられたら、素通りできません!

    そして手に取ってみて、チョロリンと泣けました。
    「赤ん坊のころ覚えていたことを忘れそうです」
    というフレーズにぐぐっときてしまって。

    長女が3歳くらいのころ、よくダンナと
    「育つの楽しみだけど、赤ちゃんじゃなくなるの、
    さみしいね」
    と話していたのを思い出して。

    この本は、谷川俊太郎氏の透明感あふれる言葉で、
    子どもの心を訴えてきます。
    これから子どもが育っていくなかで、何度開いても
    その時の子どもの心、通り過ぎてきた子どもの心に
    出会えそうな本です。

    投稿日:2009/02/10

    参考になりました
    感謝
    2
  • パパもそうだったよ!

    • こんぺとんさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子9歳、男の子7歳

    僕は子どもの頃の自分の気持ちをはっきりとは覚えていません。
    だから今、自分の子どもたちが普段どんな気持ちでいるのかを
    大人の目で見て考えてしまっていました。

    この本を読んで当時の気持ちを思い出した僕は、きっと自分の
    子どもたちを理解するのではなく、共感できるような気がして
    います。

    投稿日:2009/02/10

    参考になりました
    感謝
    2

23件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 2 3 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / ねないこ だれだ / がたん ごとん がたん ごとん / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



人気作品・注目の新刊をご紹介!絵本ナビプラチナブック

みんなの声(23人)

絵本の評価(4.88)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット