スマホを欲しがる小6の娘と一緒に読みました。小学校でもスマホやSNSの危険性は学んでいるはずなので、もう少し踏み込んだ内容を期待していましたが、6年生には少し訴えかけが弱い気がしました。
リアルな関係性を大事にしていた「ともだちおもいな」にわとりが、「まほうのはこ」を拾ったところから次第に依存していく様子がリアルに描かれています。スマホは本当に魔法の箱だと実際に感じます。でもどこかでブレーキをかけて賢い使い方ができる人はどのくらいいるでしょう。ましてや子どもは簡単にトラブルに巻き込まれてしまう危険性があちらこちらに潜んでいます。
絵本ではその危険性を分かりやすく比喩的な表現も含みながら教えてくれますが、スマホをこれから持つ子にはもっともっと深い説明が必須ですね。低学年くらいの子にぴったりな内容だと思います。