動物たちがゴーシュを変えた
作: 宮沢 賢治 / 絵: さとう あや
「おいゴーシュ君。君には困るんだがなあ。表情というものがまるで、できてない。怒るも喜ぶも感情というものがさっぱり出ないんだ。」―楽長に怒鳴られ、深夜まで懸命に練習するゴーシュのもとに、その日から毎夜次々に、動物たちがやってきた・・・。見えない誰かが、必ず見守ってくれている・・・。毎晩訪ねてくる動物たちとの至福の時間が、ゴーシュに音楽への情熱を再熱させる様子を、さとうあやが温かな目線で表現した作品。
6コメント
さとう あやさんが描かれる『セロ弾きのゴージュ』の世界が好きです♪ #宮沢賢治
まりももよさん
展開に硬から柔や、冷から温への一生懸命を感じます。自覚→努力→居直り(自信)+褒めて気付かせる子育てへの入門哲学、さとうさんの絵にエスプリを心地良く感じています。拘る(メロディー、歌う)→中庸(リズム、鳴る)→無心(ハーモニー、協働)は大人への感情あしらいのメッセージなのかも?
たそがれえーちゃんさん
#宮沢賢治
まるで長い人生を物語にしたような素敵な絵本です。
感情を押さえながら、必死で頑張る姿は、多くの子供たちにもしっかり見てもらいたい、そんな本だと思います。
かつかつかっちゃんさん
高度なテクニックを持つ絵ではないかもしれない。でも、だからこそゴーシュの荒削りで朴訥な性格が浮き彫りになったようで、ぼくのなかで一番のゴーシュ像になった。#宮沢賢治
「セロ弾きのゴーシュ」には、人生そのものが描かれているのではないでしょうか。ベートーヴェンの交響曲第六番「田園」を耳の奥に響かせながら、人生で出会うすべてのものが、ゴーシュの元に訪れます。 宮沢賢治が最後まで加筆したという珠玉の作品。
コプタさん
「セロ弾きのゴーシュ」には、人生そのものが描かれているのではないでしょうか。人生で出会うすべてのものが、ベートーヴェン交響曲第六番「田園」にのせて、ゴーシュの元に訪れます。宮沢賢治が最後まで加筆したという珠玉の作品。
コプタさん