著者は大学で電気工学と無機化学を学んだ経験を持ち、
治療家として60年以上の経験を積んできました。
長年の施術経験から、著者は「骨に発生する電気」に着目しています。
痛みやしびれの原因に関して、西洋医学で特定できないケースは、
その不快な感覚の原因となっている体の異常が何なのかはっきりしません。
不快な感覚が確かに存在する以上、何か異常な電気信号が生じていて、それが脳に届いているはずです。
これは、体の異常を知らせる電気信号というよりは、その電気信号そのものが異常なのです。
骨で生じている電気信号は筋肉で生じているものより10倍の電圧を持ち、
その多くは骨にできた小さな傷やへこみから生じている異常な電気信号であり、
痛みやしびれの感覚を引き起こすほか、ほかの正常な電気信号をかき消したり、
脳がその信号をシャットアウトしようとして機能を一時的に停止してしまったりと、
さまざまなマイナスの働きをしていると著者は主張します。
著者はこれまで多くの患者に対し、手の感覚で探し出した骨の傷やへこみを修復する
独自の施術を行い、痛みやしびれといった不快な感覚のほか、さまざまな症状を大きく改善させてきました。
本書ではその改善の事実や著者の健康理論、実際の施術法について詳細にまとめていきます。
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