「ハコ」は神さまからの贈り物?それとも……。自分が持っている「ハコ」が大嫌いな女の子が一人のおじいさんと出会い、やがて自分の「ハコ」の存在を受け入れてゆく……。私とは? 他者とは? 心とは?私が私であることへの深い問いが1冊の美しい絵本になりました。世界にひとりだけの私(私たち)のための物語!
大きな事件は起こらない。そのかわり、とても大切なことを、主人公とともに体験できる。キライ、イヤ、苦手といった、負の感情との向き合い方に、気づきがある。ここに描かれているキライは、不思議とイヤな気がしないものだ。だから、読み進めるのがつらくないし、読み終えたあとには、気持ちが少しだけ軽くなる。 (東東さん 50代・その他の方 )
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