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チェラブは、17 歳以下の子どもが活躍する極秘のスパイ機関。大人では果たせないようなミッションを果たす、英国情報局の裏の組織だ。主人公ジェームズは、困難なミッションをいくつも成功させ、今では仲間うちでも一目おかれる存在になった。妹ローレンも優秀なエージェントだ。そんな二人の、次なるミッションは――。英国でベストセラーのスパイ・アクション!!
英国情報局秘密組織『チユラブ』も、もう9作目になりました。
最初は兄のジェームズ目線のミッションが多かったけれど、
妹のローレンが黒シャツ(ミッションを行う子どもたちのうち、能力の高いと判断された最上級のメンバーに与えられる称号)に昇格してからは、ローレン目線の物語も多くなってきました。
今回も、ジェームズは所どころ登場するものの、進行役はどちらかというローレンでした。
今回の事件は飛行機墜落事故が、中近東系組織によるテロなのか、ただの事件なのかを調べるmission。
ここに登場する子どもたちは幼いころからスパイになるためにクンレインをしているので、行動力も考え方も大人顔負け。
それでいてやっぱり年頃の子どものようなところも垣間見えたりするところが、作者の手腕?
読み手は、この、まだアンバランスな子どもたちの成長を各巻のmissionを通じて、一緒に体験しているような気分にさせてくれます。
スパイもの、冒険もの、青春ものなどが好きなお子さんたちには特におすすめ。自分たちの年と近い子ども達が行っている、子どもならではのスパイ活動は、ドキドキハラハラの連続です。
小学校高学年くらいから中学生、高校生のお子さんたちにお薦めします。
ちなみにうちの上の子は中学時代まで、一緒にこのシリーズを読んでいたのですが、ここ何冊かはあらすじを私に効くだけになってしまいまあした。自分で読むほうが楽しいのに、残念です。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子14歳)
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