「BLUEBIRD ぼくとことり 」 みんなの声

字のない絵本です。
コミックのようなコマ割になっている作品で、アニメーションのフィルムを見ているみたいでした。

「いじめ」がテーマなのでしょうか？
好き嫌いはあると思いますが、私はこのラストが読み取れず、評価は低めにさせていただきました。このラストは一体何を示唆しているのでしょう？
少なくとも大切な鳥が死んで天国に行ってしまったのは分かりましたが､主人公の少年が鳥たちに支えられながら空へ登っていくところが気になりました｡
たとえ少年が死んだわけではなくても､空へ登っていくシーンがあることで､「いじめの結果､死を選ぶこともあり」といわれている心象が否めません｡
重たいテーマなので、人に薦めるのも難しそうです。

　マンガのようなコマわりや、モノトーンで描かれた絵が新鮮でした。
　仲間はずれで、ひとりぼっちの男の子に、ある日友達ができました。それは青い鳥。
　その青い鳥もいじめられて、亡くなってしまいます。
　けれど青い鳥の死をきっかけに、男の子がかわっていきます。
　文章がないけれど、男の子の気持ちがつたわってきます。
　
　「イジメ」は、どこの国でもあるのが悲しいです。美しい絵本でしたが、内容がせつなかったです。

言葉のない絵本だから、いっそうに感じこめる絵本です。
学校で居場所のない少年が出会った青い鳥は、何故だか心が通い合う関係になりました。
少年の心のよりどころなのでしょうか。
その青い鳥が、いじめっ子たちの悪ふざけで死んでしまいました。
ここからが意味深です。
死んだ青い鳥を迎えるようにさまざまな鳥たちがやってきます。
そして、少年とともに空に舞い上がっていきます。
考えようによっては怖いストーリーです。
死んじゃだめだよ！！！！
でも、死んだ青い鳥を見送るシーンで救われた感じ。
みんなはこの絵本をどのように読みとるのだろうか。