しりとりの大好きな王様は、食べ物の順番もしりとりになってないと気がすみません。
しかもね、最後はデザートの「プリン」でしめないといけない。
ところが、そううまくはいかなくて、最後が「ラーメン」で終わっちゃったりするんです。
ラーメンが締めで来た時の王様の顔と、家来たちのあわてふためきよう。
しりとりで、こんなお話が出来るんだなぁと感心。
子供は、これまた、こういう言葉遊びが大好きなので、読みながら、
「『プ』で終わろうと思ったら、お母さんだったら、何だす?」
とけっこう真剣に考えるんですね。
毎日毎日、王様にふりまわされっぱなしの家来たちが、最後には、王様の大好きな「しりとり」で仕返しする結末がGOODです。