実はこの本、二年前にも息子に読み聞かせをしました。
私の子ども時代にはまだ古典ではなかったですが、今はこのシリーズは子どもが単独では読まない古典の部類に入るみたいですね。
昔の読物ほど本題に入るまでの前段階が長い、そこにはその土地の様子だったり、後で伏線になるようなことがちりばめられている場合が多いのですが、そこを乗り越えていけるかどうかが読みこなす鍵でもあるようです。
さて、今回息子はまた「わからない」と言いました。どうも最初に探偵になりたいカッレくんがいろいろと空想するところが、頭に描けなかったのではないかと思いました。
息子の場合ですが、20ページを過ぎて三人組のいたずらがあり、あやしいエイナルおじさんが出てきたところからお話に入ることができました。
「後30ページ読んでみてわからなかったら止めようね」と約束をしてから読み聞かせを続けたのがよかったようです。
カッレくんは13歳。三人組の少年少女たちの仲の良さ、遊びなどがいきいきと描かれているなあと思いました。
私はこのシリーズ、子どもの時に読んだ記憶がないので、後二冊息子と一緒に楽しめたらと思っています。