オーストリアの方の作品です。
傷ついた心を心理学的療法で、立ち直りに導いていく、
おじいさんウサギのカール=グスタフの優しさに感動しました♪
「何故そうなったのか?」
という根本的原因に目を向けて、じっくと話を聴いて欲しいこと、
人間にも、そして大人にだってありますもんねぇ。
鳥のジークムントが 木から落ちて
心身ともに大きなショックを受けた時に聞いた音が「ばたん!」。
そのトラウマで「ばたん」という言葉しか発せなかった彼が
おじいさんのおかげで 少しずつトラウマから癒され、
自信をつけていく姿に嬉しくなります。
「褒めてもらう」「何かが出来るようになる」ということで、
トラウマを克服し 自信に変えていくことが出来るのだなあ…と感じました。
子どもが読んで面白いと思える作品かどうかは疑問ですが、
大人が読んで、自分の子どもが傷ついた時にどうすべきか、
考えさせられる作品だと思います。
また、この作品の油絵のようなイラストも素敵です♪