「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂(10)」 ママの声

前巻ラストにちょこっとだけ登場した男の子が主要キャラクターとして、お話の主軸になっています。

紅子さんは何も言いませんが、きっと何かを感じ取っていたのだろうと思われるのが感じられます。
監視役に指名された墨丸は、男の子が気に入らないので、よくよく観察しているのですが、その様子に紅子さんへの親愛の情が強く感じられました。

紆余曲折を経て、男の子はついに銭天堂での買い物をするのですが･･･　
何だか切なくて哀しい。
転生した人生が良いものになっていていることが救いです。

よどみさんが復活しているところがちょっと怖いラストでした。

目的不明、正体不明の男の子（お客さん）が登場しました。
彼の事を見張る墨丸が可愛いですねー
今回はよく迷子になる女の子のお話、雨女の女性のお話が面白かったです。
またしても、よどみさんが！！気になる終わり方をしました。ところで、よどみさんは一体どのくらいあそこにいたんだろう。

１冊に６話のお話が入っている児童書シリーズです。
１日１話ずつなど、忙しい現代の小学生にもぴったりな本にも思います。
本人の強い希望で銭天堂にいつくことになった少年健太。
表紙の紅子さんの表情も何だか嬉しそうですね！
健太の目的は？？

正体不明の男の子がお客さんに。欲しいお菓子があるわけでなく、紅子さんの店に置いて欲しいと言いますが…？何か分からないっていうのはもしかして明らかな敵よりも怖いかも？紅子さんはでもやっぱり器が大きいですねー。
今回も魅力的で怖いお菓子がたくさんでした。
ラストが怖い感じですが、次が気になりますね。