ロングセラーなのも納得の作品。
ボストンでの実話だそうですね。
日本でも、丸の内の三井物産の池のカルガモ一家が話題になりますが、なんといっても一列で整然と行進するあの可愛らしい姿。
こちらのかものマラードさん夫婦も一生懸命に子育てです。
外敵の心配が少なく、産卵・子育てに適した場所探しに慎重です。
孵ったヒナたちのネーミングがまた可愛い。
リズミカルな八羽の名前に、当時息子はケラケラ。
命に関わることですから、お母さんの教育は真剣ですね。
読み進めていくと、公園までの母子での引っ越しにドキドキです。
ボストンの人たちは、なんて温かいんでしょう。
可愛い引っ越しを皆優しい目で見守ります。
あわただしい人間生活の中、この時間をマラードさん一家の為に車を止めて待ってくれるんですから。
何度読んでも、温かい気持ちになります。