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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

かあさんをまつふゆ自信を持っておすすめしたい みんなの声

かあさんをまつふゆ 作:ジャクリーン・ウッドソン
絵:E.B.ルイス
訳:さくま ゆみこ
出版社:光村教育図書 光村教育図書の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2009年11月
ISBN:9784895726993
評価スコア 4.71
評価ランキング 1,453
みんなの声 総数 20
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  • 抒情詩のような絵本

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    2005年度のコールデコット賞オナー賞受賞作品。
    最近、こうした人種差別が背景にある絵本が多く出版されていますが、読む選択肢が広がるということは、非常に望ましいと思っています。

    書かれていませんが、おそらく、時代背景は第二次世界大戦中。
    アフリカ系アメリカ人の家族の男性達は、出征しているというシチュエーション。
    住んでいるのは、大都会シカゴから離れた田舎町というところでしょうか。

    物語は、主人公である女の子のエイダ・ルースに向かって、かあさんがシカゴに出稼ぎに行くという話をしているシーンから始まります。
    男性が出征したため、機関車を洗う仕事が、黒人の女性でも募集があるというのです。

    かあさんが出かけてからは、エイダ・ルースと祖母の二人だけの生活になるのですが、克明にエイダ・ルースの心情が描かれています。
    手紙を書くといっていたのに、かあさんからの手紙は来ず、エイダ・ルースは手紙を出すばかりで、安否も含めて不安が募ります。
    エイダ・ルースは、いつも外を見つめていますが、E.B.ルイスの描く絵は、光をあてることによって、その明暗を上手く表現しています。
    揺れる心情を、絵が象徴していると言ってもいいのではないでしょうか?

    最後に、かあさんからの手紙が届きます。
    読み手も安堵するシーンですが、手紙の持つ意味の大きさを再認識しました。
    何度も何度も手紙を読み返すという一文に、心を揺り動かされる人は多いはずです。

    全体を通じ、抒情詩のような作品です。
    対象は間違いなく大人向き。
    いろいろな局面で、親子の関係を考える時に読み返して欲しい作品としてオススメします。

    投稿日:2010/12/26

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    2
  • さいごはよかったと思いました

    大すきなおかあさんがおしごとに行っちゃうからかわいそうだと思いました。

    早く帰って来てくれるといいなあと思いました。

    冬に雪がたくさんふるところなんだなあと思いました。すぐに雪がとけちゃうからうらやましいと思いました。

    さいごはよかったと思いました。

    投稿日:2010/02/06

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    1
  • 親を思う子ども

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子6歳、男の子3歳

    コールデコット賞受賞作品ということで読んでみました。

    最初、表紙を見たとき、もしかしてかあさんは帰ってこないのかも?
    と悲劇を連想してしまい、幼児には難しいかもとドキドキして読みましたが、かあさんから手紙が来て本当に安心しました。

    幼児には少し難しかったかもしれませんが、
    子どもがこんな風に親を思っているんだと
    絵の陰影や、おばあちゃんとの交流、心情を読みながら
    できるだけ子どもにはこんな風に寂しい気持ちにさせないようにしたいと強く思いました。

    投稿日:2019/01/16

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  • 切ない!

    日本とはまた違った環境の国があって,そこで暮らす子供達がいる。
    この少女の表紙の表情からも不安と切実とした願いが伝わって来ます。
    子供達が,自分とはまた違った環境に生きている遠い国の誰かを知り考えることも,人として大切なことだと思います。
    こういう本はそういう意味でも意義のある本に思いました。

    投稿日:2018/09/26

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  • 辛い・・・

    • じっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子6歳、男の子2歳

    戦争中、出稼ぎにでたお母さんを待つ少女の物語。泣きじゃくるシーンなどはいっさいなく、淡々と進みますが、少女の寂しい気持ちはすごく伝わってきて、とても切なくなります。最後に、お母さんからの手紙が来たとき、ほっとしました。一緒に待つおばあさんの不安な気持ちなどは描かれないのですが、最後、お母さんが帰ってくるとわかってから猫に優しくなったので、おばあさんも同じくつらかったのだとわかります。
    戦争の残酷さをしみじみと感じます。絵もリアルで素晴らしいです。

    投稿日:2017/10/21

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  • お話しはアメリカです
    戦争で男達がみんないなくなり お母さんは 娘の エイダ・ルースをおばあさんに頼んで自分が シカゴに働きに行くのです
    娘はすごく悲しくて不安です
    母親は娘を抱きしめて誰よりも愛していると伝えるシーンはじーんときます
    戦争はそんなふうに 親子も引き裂いてしまうのですね!

    母を待つ エイダ・ルースは何度も手紙を書きますが・・・・・    
    なかなかお母さんからの返事が届かないのです

    そんな寒い冬に ねこがやってきて まずしくて ねこは飼えないよとおばあさんは言うのですが、ねこをさわると お母さんの優しさを思い出すのです
    そして寒い冬  お母さんの帰りを待ち続ける 情景が涙を誘います
    そして 郵便屋さんから届いたお母さんからの手紙
    その嬉しかったこと(エイダとおばあさんのホッとした顔) 
    おかあさんは もうすぐ帰ってくると 何度も何度も読み返します

    早く戦争が終わって お母さんと一緒に暮らせる平和な日々を願わずにはおれません
    お父さんも帰って来てほしいです

    絵がステキです。母と子の愛の深さ 
    お母さんを待つエイダ・ルースとおばあちゃんの情景がすごく丁寧に描かれています
    高学年の子ども達にも読んでほしいです

    投稿日:2016/09/27

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  • この本の注目すべき点は、

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子3歳、男の子0歳

    娘さんが母さんを待ちわびる気持ちもそうですが、お母さんが帰ってくることになったことがわかった時の猫に対するおばあちゃんの心情の変化と接し方の変化です。戦争はいいこと何もないね。何度でも読み返したい絵本です。

    投稿日:2015/02/06

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  • むずかしいテーマ

     まず、絵のうまさに見とれてしまいます。表紙の女の子の表情が、深いなと思いました。

     人種の問題や、時代背景などむずかしいテーマを、絵本にすることがすごいなと思います。かあさんがいないさびしさを、がまんする女の子。子ねこを抱く姿が、せつないです。でも、きびしいことを言うおばあちゃんだって、がまんしてるはずです。
     おかあさんが、やっと帰ってきたときのよろこびが伝わってきました。

     コールデコット賞にふさわしい絵本だとな思いました。

    投稿日:2012/11/23

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  • 少女の心

    出稼ぎに行った母の帰りを待つ、少女の心の動きが描かれています。

    絵の雰囲気もよかったです。
    冬の冷たい空気感・部屋の中、ココアの温かさが、物語にリアル感を与えていると思います。

    おそらく第二次世界大戦中の物語かと思いますが、詳細までは書かれていません。
    時代背景などもわかると、より深みがますかと思います。

    投稿日:2012/01/24

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  • 心の栄養になりました

    心の栄養となる良い絵本です。
    日本でもあったことでしょうが、出稼ぎのお話で、その人を待つおばあちゃんと子どもの話。
    おばあちゃんの心配も伝わってくるし、子どもの寂しさ、でも頑張っている気持ち、いろいろが絵から伝わって切ない。
    お母さんが帰ってきてホッとしました。ホッとして、安心して娘に読めました。

    おばあちゃんの子猫に対する言葉など、文章もよかったのですが、とかく絵が素晴らしく、悲しく暗くなりすぎない柔らかさが秀逸でした。伝わってくるものがたくさんある挿絵です。

    待つ不安定さ、心細さ。どれだけわかってくれたかな。鍵っ子だから、欠片くらいは感じたかなぁ。
    こういう時代背景も、ほんの少し説明しました。

    投稿日:2011/04/16

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