小学校4年生の教科書に載っている作品。
友情を描いたお話としてはとってもいい選択だなあ、と感心しました。
主人公ゼノビアとビクターの友情がとても素敵です。
親友ならではの会話に、こちらまでうれしくなります。
そして、お母さんの気持ちもホロリ、とわかります。
絵本があることを知って私も図書館に走ったのですが、
本当に印象がぜんぜん違います。
挿絵ではない絵の表現力に驚かされました。
お話の流れがとてもドラマチックに進んでいきます。
絵本や読み物が教科書に載っていることは、
本との出会いとしてはいいのですが、
しばしば教科書という空間で制限されて
原作の醍醐味が薄れてしまう事もあるようです。
恐るべし、絵本、です。