図書館の『読んでみよう』コーナーで発見。
何気に手にとったけど、予想以上に深い絵本でした。
そらいろの飛行機で誰にも邪魔されずに
飛行を楽しんでた、そらいろ男爵。
が、戦が始まって男爵も戦争に駆り出されます。
爆弾になにを用いようかと考え、
重い12巻の百科事典や辞書を用いるも戦争は続いて足りなくなる。
最後の分厚い本は『戦争と平和』!
的には当たらないけど、隊長が夢中になって戦争が中断、
気を良くした男爵は・・・面白い本を投下し、それも工夫して落とし、最後は家族の手紙をユーモア溢れる方法で落として・・・のんきな絵柄とは逆に結構考える絵本です。
小4息子が凄く気に入った事もあり、
学校の読み聞かせで使用。
あまり子供たちの顔を見ずにいたが、どうだったろう?
言葉回しが『砲弾』とか『論理』とか難しめの訳文なので、
高学年になってからの方が言葉がすんなり入っていけたかな?とも思ったり、読み聞かせ後に色々気になってしまいましたが、
ムスコ曰く、『ひとつの花』って戦争を題材にした物語を国語でやってるらしいので、丁度良いよとの事。
教科書がシリアスならこちらはユーモアで戦争を終わらせる話だから、朝にはピッタリ?反応はおだやかな感じでしたが、息子は満足だったようなのでまずは安心。
そらいろの飛行機が戦争中は迷彩色に変わってましたが、
終戦後はそらいろに戻すのかな?