話題
むげんことわざものがたり

むげんことわざものがたり(偕成社)

好評につき2刷!ことわざがつながって、ひとつの物語になったおもしろ絵本

  • 笑える
  • 全ページ
  • ためしよみ
新刊
はっけんずかんプラス 妖怪

はっけんずかんプラス 妖怪(Gakken)

しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑

  • 笑える
  • びっくり

はこ」 渡”邉恵’里’さんの声

はこ 作:小野 不由美
絵:nakaban
編:東 雅夫
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2015年05月22日
ISBN:9784265079605
評価スコア 4.25
評価ランキング 21,172
みんなの声 総数 11
  • この絵本のレビューを書く
  • ある日突然、箱が空かなくなり、何かが消えていく。最初は小さな生き物だったが、だんだん消える存在が大きくなっていき…同じパターンで繰り返される「消失」が、ゆっくりと人の心を狂わせていく怪談絵本。

    この話は、私は現代社会では「よく起きる」出来事だと感じました。「はこ」というのは、ありふれている入れ物ですが、そこに入るものや関連するものがいなくなっていく様子は、例えば、アパートで孤独死していく人や、会社などでいつの間にかいなくなっていく人、時代の変化で突然使えなくなっていく機会など、いろいろなものを連想させました。タイトルに「よくある話」と書いたのは、そういうイメージからです。人が死んだり、いなくなったりする時に、虫の知らせというものがあるのです。突然消えてしまっても、日常生活はそのまま続いていくのです。残された人たちは、ないなりに過ごせてしまうのです。母親のセリフ「それよりも、犬をさがしてちょうだい」が、現実生活の無情さと、残酷さを明確に表している気がします。なくなったものは、仕方がないとして、私たちは先に進むしかないのでしょう。

    いろんな意味で哲学的な絵本だと思う。むしろ大人の方が深く味わえるかもしれないと思います。

    投稿日:2019/01/09

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「はこ」のみんなの声を見る

「はこ」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / いないいないばあ / ぐりとぐら / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / はらぺこあおむし / おつきさまこんばんは / はじめてのおつかい / だるまさんが

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



いくつのえほん掲載絵本児童書一覧

みんなの声(11人)

絵本の評価(4.25)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット