孤児院で暮らす子どもたちが一人ひとり紹介されるスタイルで、この絵本は、進行していきます。
みんながユダヤ人なのでしょうか。
コルチャック先生(ドクトル先生)は、ここで「子どもの権利」に付いて主張してきました。
そこで忘れてはいけないのは、戦争前夜であることです。
悲しいことに、第二次世界大戦でユダヤ人は、ナチスによって収監され悲しい運命をもたらせたことを知っています。
コルチャック先生は、ユダヤ人ではないのですが、子どもたちと一緒に行動して、ナチスに身を委ねるのです。
ここまでの知識を持ってこの絵本を読むと、何も予感していない子どもたちが哀れでなりません。