あの切ない、幸せの王子の物語を、いもとさんらしい優しい絵で作った本。王子の話のメインになるものが大体載っているのはすばらしい。ただ、ひとつだけ、、、ラストの神様がつばめと心臓を大切にした話、私が読んだバージョンでは神様がこの世で一番尊いものを持ってくるようにといったらこれをもってこられたというエピソードはなかったので、そこだけは残念でした。
しかし王子は、これだけ自分を人に与えて、つばめも王子のために全てなげうって、尊い話だと思うのですが、すごく切ないです。いもとさんの絵は本当にピッタリきました。
娘にもこういう優しい人になってほしいです。