ページをめくると月の満ち欠けと動物の姿が裏と表とで上手く表現されるような「穴あき」の仕掛けがついています。これが実に巧妙で、シンプルなのに「わぁ!こうなってるんだ!」と思ってしまうようなデザインで面白いです。
しったかぶりの嘘をつく小鳥と、小鳥が話した嘘の「月」のお話。小鳥の名前が「うそ」なんですね。「うそ」は嘘をついていたからみんなから「うそ」と呼ばれるようになった、という結末です。
なんとなくでも「うそはいけないよ」というのが息子に伝わればいいな、と思って読んだのですが、今のところ、まだ
しかけの絵の面白さのみを楽しんでいる様子でした。でもそれでも十分満足できる絵本だと思います。