地元にも売っていますが、これも旅先で買いました。
私たちの使っているコミュニケーションのうち、
「言葉」によるコミュニケーションって、
そのうちの7%しかないのだそうです。
ということは、「言語外」のものは93%ですよね。
私はこれ、動物との間にも通じるんじゃないかと考えています。
顔の表情、目の表情、口の表情、視線、まなざし、体の向き、
声の調子、手の動き、走り方、歩くスピード、姿勢、服装、
髪型、持ち物・・・
三本足と彼は確かにつながっていた・・・だから、
三本足は彼に「寄りそって」いてくれたのだし、
彼も三本足に「寄りそって」いたから
助けることができたのだと思います。
そしてお互いが自由であり続けるためには、
別れが必要だったのだと思います。
三本足は、その「境界線」をちゃんと知っています。
私があの別れの場面で泣いてしまうのは、
「あの路」で生きていくことを選択した三本足と・・・
三本足と別れて一人で生きることを選択した彼に
自分と誰かを重ねて心が動くからです。
たとえ離れていても、もう会えなくても、
「寄りそう」ということはできる、と思います。